日本文化

名人は空間を使う

GWも折り返し。 皆様いかがお過ごしでしょうか。

普段には、なかなかできないことも、お休みを利用してチャレンジするもの楽しいですね。

私は日頃、あまりTVを見ないのですが、お昼の休憩中にたまたまTVをつけると、歌舞伎の「勧進帳」の解説をしている番組に目が留まりました。

一度は観に行きたい歌舞伎。

同じ演目でも、歌舞伎役者によって、雰囲気や見せ方が変わるのだとか。

この解説者の方の言葉の中で、印象に残ったのが、

「名人は空間を使うことが出来る人。空間をも自分のものにして使いこなせなければ、名人ではない」

という言葉。

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なんだか妙に納得してしまいました。

この番組の中で、同じ演目の同じ場面を、違う時代の名人と詠われた歌舞伎役者(確か。。松緑さんと白鵬さん)を比べての解説でしたが、

素人の私が見ても、確かに違う印象を受けました。

基本的な動きやセリフは同じでも、空間の掴み方の違いから生まれるのだそうです。

そういえば、日常的にも思い当たる節が。。
お点前も、「気が付けば、いつの間にか、終わっていた」と思われるような、見ていて気持ちの良いお点前ができるようになりましょう。
と言われた記憶があります。。

一期一会の空間を、いかに心地の良いものにするか。。日々精進ですね。

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