日本文化

今年の飯午茶事

朝夕は虫の音が聞こえてくるようになりましたね。

9/9(木)は重陽の節句と重なった茶事俱楽部の日。

新しい会員様もご参加くださり、楽しい茶事俱楽部になりました(^^)

可能な限りの感染防止対策をし、会員の皆様のご協力のおかげで、無事に開催が出来きています。

スタッフの中で私が最後となった、ワクチン接種も無事終わり(翌日はやはり熱が出ましたが(^^;))
今できる予防策はとりつつ、引き続き、マスク・手洗い・うがいの基本を守って、今後も安全に開催していきたいと思っています。

飯午茶事は、自宅で軽くお食事を済まされた後の茶事ですので、まずは一献。

とはいえ、釣月ではお酒ではなく、お酢(フルーツ酢)をお出ししています。
これはもう、十数年前からなので、茶事俱楽部の皆様にはおなじみなの「おちゃけ」と称した「フルーツ酢」
コロナ禍だから「お酢にしてます」ではないんです。

  

1.日中開催であること、
2.お車で来られる方が多い事(立地的に車で来られるのが一番便利です)、
3.何といっても亭主である私がお酒が飲めないので、味がわからない(^^;)=美味しいお酒がご用意できない(笑)
という心の言い訳(特に3番)に、フルーツ酢を燗鍋に入れて、お盃でお出ししています。

話が大きくそれましたが、習いに添って、懐石進んだ後、立礼でお濃茶席に。

かつ飯午茶事の習いに添って、続き薄茶となります。


菓子は重陽の節句にちなんで、薯蕷練切で小ぶりの菊を、ドライフルーツの杏とイチジクのワイン煮を
銘々皿にて。
飯午茶事は別名「菓子茶事」とも言われますので、菓子を3種に。
菓子の数には決まりはありませんが、食事の後であること、この後にお濃茶・お薄と続くことを考えれば、
菓子は小ぶりで、すべての菓子が食べ切れる量で。
でも、食べ切れる量は人ぞれぞれ。なので、3種のうち2つは持ち帰りが可能な物でご用意しました。

お濃茶はもちろん各服点。半東さん大活躍です(^^)
そしてなんと!習いの通り3時間半弱で茶事終了。

何年も通ってくださる会員様のリードの素晴らしさと、亭主・水屋方とのリズムの重なり合い。これぞまさに、一座建立ですね
そして皆さん茶事がお好きであることが何よりの秘訣かな

10月は夕去り茶事(予定)です。

関連記事一覧

コメント

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP