日本文化

仕上げが、むずかしい

今月のwagashi salonは、「きんとん」を作りました。

京都や旅先で、召し上がることも多い、「きんとん」

茶席では、「きんとん」は茶席菓子の中で最高峰と言われる和菓子ですね。

wagashi salonで作る和菓子の材料は、非常にシンプルです。ゆえに、作り方もシンプルですが(笑)
色付け・仕上げにはコツが必要です。

 

生徒さんに、色付けをしてもらう際、必ずしてもらうことは、「イメージ」をしてもらうこと。
例えば、今月は「早苗きんとん」。

 

早苗と一言で言っても、生徒さんそれぞれの中で、早苗に対して持っているイメージ・色は、それぞれ異なります。

薄い緑で、田植え前の一束の苗だったり、
田植えが終わった後の苗のイメージ・色だったり。
風にそよぐ苗のイメージで、色はなんとなく・・・だったり。

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それぞれの持っている早苗のイメージをしっかりしてもらってから、生地へ色付けをして頂きます。
これが色目を決定するコツ。

お互いに「こんな色?」「ちょっと薄い?」なんて言いながら^-^

そして、仕上げ。

きんとんは、繊細な和菓子の代表格でもあり、
生地を金団篩いにとおした後は、もとには戻せません。

ここにもコツはたくさん。(これは生徒さんだけ秘密^m^)

手に乗せて仕上げるのはまだ難しいですから、まな板の上で。

ま~るく、中餡が見えないように、金団生地をつけるのは、これまたコツがございます。

茶席の和菓子に特化したwagashi salon。 是非どうぞ、お運びください。楽しいですよ!

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